岡山県津山市の横野地区で、特産品の和紙の原料「ミツマタ」を、冷たい水にさらし不純物を取り除く「川ざらし」が行われました。

津山市を流れる横野川の洗い場で、今年始めて「川ざらし」が行われました。

ミツマタを冷たい川の水で洗うことで、アクや不純物を取り除く、和紙作りに欠かせない工程です。

津山市で唯一の和紙工房を営む上田さん夫妻が、1時間でおよそ40キロのミツマタを川にさらしました。

(上田手漉和紙工場 上田康正さん)
「川の水が比較的温かくて、私としては良かった。使ってくれる方に一番いいものを届けたい、という思いでやっています」

川にさらしたミツマタは、細かく砕いたあと、手漉きで横野和紙に加工されます。