■天皇杯・皇后杯 全日本卓球選手権大会 第2日(23日、東京体育館)
卓球の日本一を決める全日本選手権が23日に東京体育館で行われ、女子シングルス1回戦に小学4年生の松島美空(10・京都カグヤライズ)が登場。大城晏菜(心成卓球クラブ)と対戦し、ゲームカウント3ー0(11-5、11-3、11-6)で勝利した。
ジュニア女子シングルス3回戦では張本美和(15、木下アカデミー)にストレートで敗れた松島、その約2時間後に女子シングルス1回戦に出場。相手がカットマンだったが第1ゲームから松島は落ち着いてプレー。2-2から強烈なフォアハンドで得点を重ねるなど5連続ポイントでリードを奪った。相手がスピンをかけて返してきてもしっかりとボールを見極めてコースに打ち返し、第1ゲームは11-5で松島が奪った。
第2ゲームでも松島はラリーになっても慌てず、深いところにボールを返し、甘いボールが来ると強烈なフォアハンドで得点。1-1から5連続ポイントでゲームの流れをつかんだ。Tリーグで最年少出場記録を持つ松島は長いラリーから最後はフォアハンドと相手を崩し、第2ゲームも11-3でとった。
第3ゲーム、松島は相手に左右へ振られても確実にボールを返す粘りを見せポイント重ねていった。この試合の第3ゲームで初めて相手に連続ポイントを奪われたが、松島は長いラリーを制しガッツポーズを見せるなど6-4から4連続ポイントを奪った。最後まで集中していた10歳の松島が女子シングルス2回戦に進出した。
また、ホープス(小学生6年生以下)のチャンピオン・石田心美(小6・石田卓球N⁺)は、高校生の佐久間 芽生(文星芸大附高)をゲームカウント0‐2と追い込まれたが逆転勝利。あす24日の2回戦に駒を進めた。














