14日、バスケットボール「B.LEAGUE ALL-STAR GAME WEEKEND 2024 IN OKINAWA」が沖縄県で初めて開催された。パリ五輪代表候補でもあるBリーグのスター選手を一目見ようと7000人のファンが集まった。
その夢の球宴に先立って行われた「スキルズチャレンジ」に石垣市立大浜中学校バスケットボール部の選手らが挑んだ。
離島でもトッププロのコーチングが受けられる
沖縄本島から約400キロ離れた石垣島にある大浜中学校。バスケットボール部は、より高いレベルへの成長を求めても、離島ならではの問題に直面する。島内には9校しか中学校がなく、石垣島以外のチームと試合をするには、移動が難しく、金銭的にも中々試合が組みにくい状況。そんな大浜中学校バスケットボール部の現状にBリーグが立ち上がった。5ヶ月前から、昨シーズンのBリーグチャンピオンである地元沖縄・琉球ゴールデンキングスのコーチたちによる大浜中学校バスケットボール部への「リモートコーチング」活動をする取り組みがスタート。Bリーグが「B.Hope」と称して取り組む、環境や貧困、ジェンダーといった社会問題に対する社会貢献活動の一環である。
タブレットで撮影した動画でオンライン指導
大浜中学校の選手が自分たちのプレーをタブレットで撮影し、その映像をチェックしたゴールデンキングスのコーチがオンラインで指導を定期的に行ってきた。
指導を受けて、「シュート成功率が上がりました」「細かいところまでアドバイスをくれて嬉しい」と自身の成長や感謝を口にする大浜中学校の選手たち。
新しいスタイルでの初めての本格的な指導を受けた大浜中学校の選手たちが、5ヶ月に及ぶ特訓の成果をいよいよ披露するのが球宴当日、晴れの舞台での「スキルズチャレンジ」。
「スキルズチャレンジ」とはドリブル・パス・シュートのスキルを競うイベントだ。
希望を叶えるBリーグの取り組み“子供たちに成長のきっかけを”
迎えた本番。普段使用する体育館と違い、プロが使用する沖縄アリーナのコートの広さや観客の多さに緊張気味の大浜中学生の選手たち。それでも、ドリブルやパス、そしてシュート、磨いてきた技術を大舞台で披露しました。
見守ったゴールデンキングスの今村佳太(27)は、「みんなが頑張ってくれた集大成を、コートで一緒に立って見られたのですごく嬉しかった」と語る。
大浜中学校の選手にとって忘れられない思い出になった。














