■皇后盃 第42回全国都道府県対抗女子駅伝競走大会(14日、たけびしスタジアム京都発着、9区間・42.195㎞)

中・長距離界のオールスター戦となった全国都道府県対抗女子駅伝競走大会が14日に京都で行われ、2区(4㎞)では岡山のドルーリー朱瑛里(16、津山高)と兵庫の田中希実(24、New Balance)が対決した。田中は19人抜きを達成し兵庫が一気にトップに立った。ドルーリーは8人抜きの走りを見せ、岡山を19位に押し上げた。

都大路で夢の対決が実現した。兵庫の2区、田中は20位でタスキを受け取り、トップと59秒差でスタートした。入りの1㎞を3分4秒で走り、4人を抜き16位に浮上すると、2㎞過ぎまでに18人を抜き去り、2位に立った。さらに2.5㎞付近で、トップの石川も捉え、ついに1位に浮上した。その後も表情を変えることなく走る田中は、驚異の19人抜きを披露し、12分11秒の区間賞をマークし、トップで3区に繋いだ。

一方、岡山は27位で2区のドルーリーにタスキを渡した。トップと1分18秒差でスタートを切ったドルーリーは、8人を抜いて区間5位の12分47秒をマーク。19位でタスキを繋いだ。