■車いすバスケットボール アジアオセアニア選手権 日本代表 48ー49 オーストラリア代表(13日、タイ・バンコクユースセンター)
パリパラリンピック予選を兼ねたアジア・オセアニア選手権で男子日本代表が、オーストラリア代表と対戦し48ー49で敗れた。優勝国に与えられる出場権獲得へ黒星スタートとなった。
日本は、第1Q、東京パラリンピック銀メダリストの鳥海連志(24)が攻撃のタクトを振るう。自らゴールを狙うが、厳しいマークに合いシュートまでいけない。周囲を生かそうとパスを出すも、他の選手たちはシュートの精度を欠き、なかなか得点を奪えない。オーストラリアに5連続得点を許すなど、10-17で第1ピリオドを終える。
第2Qでは、パラリンピック5大会連続出場のレジェンド、藤本玲央(40)と、4大会連続出場の香西宏昭(35)を投入。2人のコンビネーションや藤本のロングスローなど、攻撃のバリエーションが増えた日本が得点を重ね、24-31と7点差まで詰め寄る。
第3Qは香西が気を吐く。鳥海のパスを受けてからのレイアップやフリースロー、さらには自ら中央に切れ込んでシュートなど、連続得点を決めて38-42と4点差に迫る。
そして迎えた最終第4ピリオドでは、エース鳥海のシュートなど2連続得点で日本が42-42の同点に追いつく。その後は両チーム点を取り合う一進一退の攻防が続く。そして残り1分を切り、48-49と1点差まで詰め寄った日本。自陣からロングボールを投げるが、味方に繋がらず万事休す。オーストラリアに敗れた男子日本代表は15日にイランと対戦する。
*写真は鳥海連志選手
【アジアオセアニア選手権(男子)】
出場国:11か国
プールA:オーストラリア、中国、イラン、日本、韓国、タイ
プールB:アフガニスタン、サウジアラビア、ニュージーランド、フィリピン、UAE(アラブ首長国連邦)
優勝国にパリパラリンピックの出場権が与えられる














