青森県内は13日に大雪の可能性がありますが、昨年末から続く暖冬傾向で自然が造り出す冬の風物詩はいつもの年とは違う様子になっています。

「氷のカーテン」が冬の風物詩になっている深浦町のJR五能線千畳敷駅の周辺です。いつもの年であれば、この時期、岩肌から染み出した水が凍り付き、高さ20メートル、幅100メートルにわたる自然の芸術が出現します。

ただ、年末から例年を上回る気温が続いたことで岩肌は露出したまま。ようやくできた小さなつららも崩れていきます。

民宿望洋館 金澤信仁さん
「(去年12月中旬の)寒波の時に1回出来ただけ。暑くなったり寒くなったりでジェットコースターのような気温。2月になって寒くなったらまた出来るのでは」

冬の観光スポットとして観光列車も停車するだけに、町民も今後の出現を待ちわびています…。

一方、西目屋村では巨大な氷の柱が出来る気配もありません。
高さ33メートルから落ちる乳穂ケ滝(におがたき)です。冬の厳しい寒さで滝つぼと一本で繋がる氷の柱は古くから、地域の信仰を集め、結氷するとその年は豊作になると言い伝えられてきました。しかし…。2024年は滝の落ち始めですら凍っておらず、上下に分かれた氷が柱になる気配は感じられません。さらに、こちらでも…。

三沢市の姉沼です。2023年の年末に一度結氷しましたが、12日現在は…。姉沼は天然の豊富なワカサギを求め、結氷すれば多くの家族連れなどでにぎわうスポットです。薄い氷の塊が水面に浮かんでいる今の様子から見て、地元のフィッシングガイドは、結氷はいつもの年より2週間ほど遅れ、1月末ぐらいになるとみています。

こうした暖冬傾向は続くのでしょうか。気象庁が11日に発表した向こう1か月の天候の見通しによりますと、北日本は寒気の影響を受けにくいため気温は平年並か高く、降雪量はほぼ平年並の見込みとしています。