空飛ぶバイクを開発する会社を町が提訴することになりました。
建物や土地の賃料などおよそ220万円あまりの支払いを求め、山梨県身延町は東京都の会社を提訴することを決めました。

身延町が提訴するのは空飛ぶバイク=ホバーバイクやドローンなどの開発に取り組む東京都内の会社 A.L.I.テクノロジーズです。

この会社は空飛ぶバイクの製造や実用化に向けた実証実験を行うため、2022年5月から旧久那土中学校と町内の建設残土搬入場を借りる契約を町と結んでいました。

しかし町によりますと今年度分の賃料や使用料、約222万円が未払いのまま去年9月以降担当者と連絡が取れなくなったということです。

このため11月に職員が東京都内の会社を訪れたものの事務所が引き払われていたということです。

身延町 望月幹也町長:
「期待をしていた会社だったので、とても残念ですし、また遺憾に思っています」

12日の臨時町議会で裁判費用約64万円の補正予算案が全会一致で可決されました。
町は準備が整い次第、未払いの賃料の支払いなどを求め、甲府地裁に提訴することにしています。