イスラエルがガザ地区でパレスチナ人に対する大量虐殺を行っているとして、軍事作戦の停止などを求めた裁判の審理が始まり、南アフリカの代表は「イスラエルが大量虐殺の意図を持っていることは明らかだ」と主張しました。
この裁判は、南アフリカがイスラエルによるガザでの攻撃は民族の大量虐殺の禁止を定めた「ジェノサイド条約」に違反しているとして提訴したもので、オランダ・ハーグにある国際司法裁判所で、11日、審理が始まりました。
南アフリカの代表が口頭弁論を行い、アパルトヘイト=人種隔離政策を引き合いに「イスラエルはパレスチナ人をアパルトヘイトの対象にしている」としたうえで、ガザでの攻撃を「数十年にわたるパレスチナ人弾圧の一環だ」と主張しました。
南アフリカの代表
「イスラエルはガザのパレスチナ人に対して大量虐殺の意図を持っている。それは、イスラエルの軍事攻撃のやり方からも明らかだ」
12日にはイスラエルの代表が弁論を行う予定で、イスラエル側は「提訴は非道で不合理だ」と主張し、争う姿勢を示しています。
審理の終結には数年かかる見通しですが、イスラエルに軍事作戦の停止などを命じる「暫定措置」については、数週間で判断が下される可能性があります。
国際司法裁判所に判決などを執行する手段はありませんが、作戦停止を命じる暫定措置が出れば、イスラエルに対する国際社会の圧力が強まるとみられます。
一方、イスラエル外務省の報道官は11日、SNS上で「南アフリカはハマスというテロ組織の法務部門として機能している」などと投稿し、提訴を非難しました。
また、「根拠のない歴史上最大の偽善のショーだ」などと反論したうえで、今後も「ハマス殲滅と人質解放に向けて、全力でできうる限りのことをしていく」などと、ガザへの攻撃を継続する考えを改めて示しました。
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