青森県八戸市の水産加工会社=マルカネが裁判所に自己破産を申請しました。負債額は2億円あまり。長引くサバの不漁が要因のひとつで、地元を支える加工業への波及が懸念されます。
自己破産を申請したのは八戸市の合同会社マルカネです。八戸産のサバを使用した加工品を製造していて、帝国データバンク八戸支店によりますと2019年には約2億6000万円の売上高がありました。
マルカネは秋山兼男代表が東日本大震災で当時務めていた事業所が閉鎖したため、知人たちと共に2011年に設立。独自の製法で作ったシメサバなどを主力商品として、飲食店からの受注が大幅に減少したコロナ禍も3つある工場のうち2つを閉鎖するなどしながらも経営を続けてきました。
その経営を圧迫したのは「長引くサバの不漁」でした。八戸市水産事務所によりますと、2018年に八戸港で水揚げされたサバは約3万8000トンでしたが、この数年は、その15分の1ほどの水揚げが続いています。
マルカネの秋山代表によりますと、ノルウェー産のサバに変更して原料の確保に努めましたが、物価高騰も加わったことで資金繰りが苦しくなり、事業の継続を断念したということです。
秋山代表は取材に対し「サバが獲れないという波だけは手の施しようがなかった。いろいろな人にご迷惑かかるのが大変申し訳ない」とコメントしています。
従業員29人は同業者に紹介するとしていますが、地元を支える加工業への波及が懸念されます。














