引退を発表していたフィギュアスケートの本田真凜(22)が、11日に都内で会見を行い現在の胸のうちを語った。今後も「スケートを滑り続けていきたい」と話し、交際中の宇野昌磨(26)との交際については現在も続いていると告白した。

真っ白なパンツスーツ姿で会見場に現れた本田。5日に引退を発表してから6日が経ち、晴れやかな表情で冒頭、「これまでたくさんの応援をしていただいて本当に、本当にありがとうございました」と清々しく感謝を述べた。さらに「どんな時も寄り添ってくださって幸せな競技人生だった」と振りかえった。

全世界選手権王者の宇野との交際について順調かと聞かれると、「は、はい」と戸惑いながらも回答。宇野からかけられた言葉は濁すも、「最後までいろんな支えがあったからこそ、ここまで自分がスケートが大好きなまま引退という形までたどりつけたんじゃないかなと思います」と共に戦った仲間たちに感謝した。

昨年22日に行われた全日本選手権は9年連続出場も、大会前の練習で右骨盤を痛めショートプログラム28位でフリーに進むことは出来なかった。演技後には涙ぐみ「競技者として戦えて誇りに思う」と話していた。

「大学4年生のタイミングでやめるのは決めていた」と本田。「フィギュアスケートが本当に大好きなので、滑り続けられる限り、皆さんが見たいなって思ってくださってる限り、今後もスケートを滑り続けていきたい」と今後もスケートを続けることを明かした。

■本田真凜(ほんだ・まりん)
2001年8月21日生まれ、22歳。京都府京都市出身。
2歳でスケートを始める。2015年 ジュニアグランプリファイナル3位、2016年 世界ジュニア選手権で優勝、2017年 世界ジュニア選手権2位。
2019年 ネーベルホルン杯5位、2020年 ババリアンオープン2位。