黒部峡谷の上流にある「鐘釣橋」が地震による落石のため破損していることが9日わかりました。春のトロッコ電車の運行再開は遅れる見通しです。

落石の被害にあった鐘釣橋はトロッコ電車の宇奈月駅から約14キロ上流、終点の欅平駅の一つ手前の鐘釣駅近くにあります。

損傷した鐘釣橋(提供:黒部峡谷鉄道)

黒部峡谷鉄道によりますと3日に鐘釣橋の損傷が見つかり、その後の調査で枕木が壊れて線路を敷く鉄骨の橋げたがゆがみ、橋を支える橋台にも被害がみられたということです。

現時点では被害状況の調査や点検は可能ですが、復旧作業は“雪解けを待ってからではないと始められない”といい、5月1日に予定している鐘釣駅までの運行再開は遅れる見込みです。

損傷した鐘釣橋(提供:黒部峡谷鉄道)

今月6日から始まっているトロッコ電車の特別運行「冬の黒部峡谷プレミアムツアー」は、電車が宇奈月駅を出発し600メートル先で折り返すイベントで、この区間では設備の安全が確認されています。