ジュビロ磐田は9日、元日本代表MF遠藤保仁(43)が、23年シーズン限りでの現役を引退することを発表した。2024年シーズンから、G大阪のトップチームのコーチに就任する。

遠藤はジュビロ磐田の公式ホームページを通じ「ジュビロ磐田のファン・サポーターの皆様、私は2023シーズンをもちまして現役生活に終止符を打ち、引退することを決めました」と引退を報告した。

J1通算672試合出場、国際Aマッチ通算152試合出場は共に歴代トップの記録。ワールドカップには2006年ドイツ大会、2010年南アフリカ大会、2014年ブラジル大会と3度出場し、キャプテンとしてチームを牽引した。

また同日、G大阪の公式ホームページでは「WELCOME BACK」の言葉とともに、遠藤のトップコーチ就任を発表した。遠藤はガンバ大阪のホームページを通じて「選手達と共に成長し、チームの勝利に貢献していきたいです」とコメントした。

【ジュビロ磐田 遠藤コメント全文】

「ジュビロ磐田のファン・サポーターの皆様、私は2023シーズンをもちまして現役生活に終止符を打ち、引退することを決めました。

ジュビロには2020シーズンの途中から移籍をさせていただき、加入当初はJ2で、翌シーズンもJ2で戦って、見事優勝・J1昇格という良い想い出ももちろんありますが、J2に降格してしまったという悔しい思いもしました。

ただ、2023シーズンでまたJ1に上がることができて、来シーズンはJ1でみんなが輝いているところを陰ながら応援したいと思っております。私自身、磐田・浜松での生活を本当に楽しめました。皆さんが優しく接してくれ、リスペクトしてくれて、素晴らしい約3年間を過ごせたと思っています。サッカーの部分でもすごく楽しく、毎日充実した日々を送ることができたのも、皆さんのおかげだと感謝しています。今シーズン、僕自身はガンバ大阪のコーチをすることが決定していますが、吹田スタジアムにジュビロの皆さんも来られると思うので、また会えるときを楽しみにしています。

素晴らしい関係をジュビロ磐田の皆さんと、磐田・浜松の皆さんと築くことができたので、また磐田・浜松に遊びに行きたいなと思っています
約3シーズン、お世話になりました。最高の想い出ができたと思っております。
本当にありがとうございました。バイバイ!」

【G大阪HP 遠藤コメント全文】

「ガンバ大阪サポーターの皆さま
2024シーズンよりガンバ大阪トップチームのコーチに就任することになりました。私のキャリアの中でも多くの月日を過ごしたクラブで、また戦うことが出来ることを大変嬉しく思います。指導者としては勉強の身なので、紆余曲折あると思いますが、選手達と共に成長し、チームの勝利に貢献していきたいです。その中で、私が選手時代に感じたことなど、選手にとってプラスになる要素があれば伝えていきたいと考えております。今後とも宜しくお願い申し上げます。」

■遠藤保仁プロフィール
1980年1月28日生まれ、鹿児島出身。178cm・75kg MF
鹿児島実業高校~横浜フリューゲルス(98年)~京都パープルサンガ(99~00年)~ガンバ大阪(01~20年10月)~ジュビロ磐田(20年10月~21年/期限付き移籍)~ジュビロ磐田(22~23)