能登半島地震から8日で1週間です。被害の全容が見えない中、山梨県北杜市のバス会社がボランティアツアーの準備を進めています。

「トラックを使う際に、ルート上の難所があったか」

被災地の状況を確認しているのは、北杜市の山梨峡北交通の野口正人代表です。

東日本大震災の直後から復興支援のボランティアを募り、これまでに200回以上、被災地へのバスを運行しています。

今回の地震で石川県では死者168人、安否不明者323人が確認されていますが、被害の全容は未だにみえません。

また能登方面へ向かう道は通行止めが多く、緊急車両や物資を運ぶ車両が通行するため、石川県は現在ボランティアを受け入れていません。

しかし山梨峡北交通は現地の受け入れ態勢が整い次第、速やかに支援に向かえるよう2台のバスを確保しました。

山梨峡北交通 野口正人代表:
「やらない偽善より、やる偽善ってやつだよ。それで1人でも助かるというか、良くなればいい」

今後は現地の状況をみながら特設のホームページでボランティアを募集をし、物資や人を被災地に送る予定です。