■バレーボール・Vリーグ女子 NEC レッドロケッツ vs JTマーヴェラス(14日、川崎市とどろきアリーナ)
Vリーグ女子のレギュラーラウンドが行われ、日本代表選手8人が所属する首位のJTが日本代表キャプテン・古賀紗理那(27)擁する2位のNECに3‐1(25‐17、26‐28、25‐18、25‐20)で勝利。開幕から無傷の15連勝を飾った。
1位2位の首位対決となった1戦。先月行われた皇后杯・準決勝では、NECがストレート勝利を収めている。まずは第1セット、NEC・古賀とJT・和田由紀子(22)の日本代表スパイカー両者による得点で試合が幕開け。JTは昨日の試合でも両チーム最多 24得点と今年に入って絶好調、和田の鋭いスパイクで得点を重ねる。1度もリードを許すことなくJTが第1セットを先取した。
しかし第2セット、NECエース・古賀のコースを突いたアタックなどで徐々に得点差をつけられ、完全に流れはNECに。デュースまでもつれるも、最後は日本代表・山田二千華(23)のブロックが決まり、26‐28でNECが奪い返す。
続く第3セットでは両チームによる長いラリーが繰り広げられたが、和田の強烈なバックアタックや林琴奈(24)のブロックなどでJTが流れを取り戻す。日本代表コンビの攻守にわたる躍動でNECを突き放すと、最後も和田が決めこのセットを取り返した。
そして第4セットも、終始主導権を渡さなかったJTが25‐20で勝利。大事な一戦をものにしたJTは、開幕から無傷の15連勝で首位を守り抜いた。
チーム2位の17得点をあげた和田は試合後、「(皇后杯で負けた相手に勝つことができて)自分たちの自信になる試合だった」と振り返り、パリ五輪イヤーである今年については、「昨年より色んなことにチャレンジして成長できる1年にしたい」と代表2年目に向けての思いを強く語った。
そして、この試合でJTのキャプテン・田中瑞稀(27)はVリーグ通算230試合出場となりVリーグ特別表彰制度の「Vリーグ栄誉賞」の表彰基準に到達。「長く続けてこれて良かった。今年はパリ五輪もあるので自分のコンディションやプレーをいい状態にして、まずはVリーグでいい結果を残して、メンバーに選ばれるように頑張っていきたい」と話した。
※写真は左から和田由紀子選手と田中瑞稀選手














