鳥取県にある大山で、24日から登山を始めた山口県の男女3人と連絡が取れなくなっていましたが、26日午前7時14分までに3人とも無事に下山したことが確認されました。3人は、悪天候によりビバークした上、道に迷い下山に時間を要したということです。
琴浦大山警察署によりますと、行方が分からなくなっていたのは、山口県宇部市の60代の男性2人と、40代の女性の合わせて3人です。
25日午後4時15分ごろ、山岳会から「大山登山をしていた3人がまだ下山していないので捜索してもらえないか。携帯電話も応答がない。」との通報がありました。
26日午前6時、鳥取県大山町の大山駐在所に捜索体制置き、警察などが捜索活動を始めましたが、午前7時14分までに3人は自力で下山し、無事が確認されました。
3人は、24日に大山夏山登山道を経由して、弥山(頂上)まで登り、剣ヶ峰、三鈷峰を縦走の上、ユートピアコースを経由して、24日中に下山する予定でしたが、24日午後7時ごろ、天狗ヶ峰付近を縦走中、吹雪がひどくなり、下山が困難になったことから、ビバーク。
そして、吹雪が落ち着いたことから、25日午前8時半から再び下山を開始しましたが、悪天候の上、道に迷ったことから、下山に時間を要し、その後自力で下山したということです。
60代の男性1人が、両手中指爪剥離のけがをしましたが、3人とも命に別条はないということです。