世界の強豪16チームが参戦しているバレーボールネーションズリーグ。世界ランキング7位の日本は9日、同15位のドイツ戦(午後7時10分開始、大阪・丸善インテックアリーナ大阪)を前に午前練習を行った。すでに8位以上が確定し、ファイナルラウンド進出が決定している日本、3連戦の中日ということもあり、石川祐希(26)、西田有志(22)らの主力メンバーは練習の時間を休養に充てた。

サブアリーナでの練習に姿を現わしたのはセッターの大宅真樹(27・サントリーサンバーズ)、高梨健太(25・ウルフドッグス名古屋)、宮浦健人(23、ジェイテクトSTINGS)、村山豪(23、ジェイテクトSTINGS)の4人。

宮浦選手(左)と高梨選手(右)

今大会、シニア代表デビューを果たした村山は「自分の武器であるスパイクっていうところを特に意識して、チームに貢献したいなという気持ち」と話した。開幕戦となったオランダ戦では流れを引き寄せる活躍で逆転勝利に貢献。第2週のフィリピンラウンドからは出場機会が減ったが本人は「出てる出てない関係なく、しっかりチームに貢献できるようにベストを尽くしたいと思います」いつ試合に呼ばれても準備はできているようだ。

フィリピンラウンドからの参戦となった高梨は「途中からの出場が多いので、途中から出たときにしっかりと役割を果たせたらいいなと思って。試合に臨んでます」。東京五輪ではかなわなかった有観客の試合について「まだまだコロナ渦が続くなかでもこうやって見てくださる、足を運んでくださるっていうのは有難いことですし、感謝の気持ちを持ちながら日々やってます」と語った。

今夜、対戦するドイツとの対戦成績は通算15勝19敗と僅差、直近では日本が4連勝中と分がある。ドイツのヴィニャルスキ監督は「レシーバーがいい働きをするので、そこを見てほしい」とディフェンス力に自信をのぞかせた。ベストディガー部門で現在、ツェンガー選手が2位。日本は持ち味のサーブで9勝目に挑む。

大宅選手

【ネーションズリーグ 上位8チーム】9日16時時点(試合数は異なる)

1位 イタリア 9勝2敗
2位 ポーランド 8勝2敗
3位 フランス 8勝3敗
4位 日本 8勝2敗
5位 アメリカ 8勝2敗
6位 ブラジル 7勝4敗
7位 オランダ 6勝4敗
8位 イラン 6勝5敗