さぬきの郷土料理「まんばのけんちゃん」で親しまれている香川県の伝統野菜「まんば」の収穫が観音寺市で最盛期を迎えています。
取っても取っても次々と生えることから「まんば(万葉)」と呼ばれる香川県の伝統野菜です。観音寺市の農家でも葉が紫がかって食べごろになった「まんば」の収穫に大忙しです。「まんば」は、豆腐や揚げと一緒に煮込んだ郷土料理「まんばのけんちゃん」に欠かせない食材ですが、高齢化で年々、出荷量が減ってきていました。
(克己まんば生産会 加地健一代表)「後世に伝えていきたいという気持ちがあったので僕らも生産をはじめた。そういうお野菜なのでぜひ食べていただければ」
若手生産者の取り組みの甲斐もあり、今シーズンは収量の増加が見込まれている「まんば」。寒さが厳しくなる1月から2月にかけて、ますますおいしさが増します。