厚生労働省の研究機関は、2040年から東京都を含む全ての都道府県で人口が減少し、2050年までには多くの地域で高齢者の人口も減少すると発表しました。

国立社会保障・人口問題研究所はきょう、日本の2050年までの人口について、都道府県別・市町村別に分析した「日本の地域別将来推計人口」を公表しました。

都道府県別にみると、2020年までは人口が減少しているのは39道府県でしたが、2040年には東京都を含む全ての都道府県で人口が減少に転じます。なかでも2050年の秋田県と青森県の人口は、2020年から4割程度減少するということです。

65歳以上の高齢者の人口についても、2050年には26道県で2020年を下回ると推定されています。

研究の担当者は「高齢者の人口も減少する新たなステージに入っていく」と話しています。