政府は、今後5年間の子ども政策の方向性や目標を定める「こども大綱」を閣議決定しました。

「こども大綱」は、▼少子化対策、▼子ども若者育成支援、▼子どもの貧困対策の3つの大綱をひとつにまとめたもので、今回初めて策定されました。

こども・若者を権利の主体として認識することや、こどもや若者、子育て当事者のライフステージに応じて切れ目なく対応することなど6つの基本的な方針が定められたほか、こどもや若者が身体的・精神的・社会的に幸福な生活を送ることができる「こどもまんなか社会」の実現に向け、12項目で数値目標が設定されました。

具体的には、「今の自分が好きだ」と思うこども・若者の割合を現状の60%から70%へ引き上げることなどが掲げられていて、2028年度ごろまでの達成を目指すとしています。