アメリカのNATO大使がJNNの単独インタビューに応じ、アメリカはウクライナだけでなく、戦闘中のイスラエルに対しても支援を続ける能力があると強調しました。

アメリカ ジュリアン・スミスNATO大使
「アメリカにはこの2か国を支援する義務があるだけでなく、それを実行する能力もあります」

ロシアによる侵攻が続くウクライナへの支援をめぐり、アメリカで予算の枯渇が迫るなど欧米を中心に「支援疲れ」が指摘されています。

しかし、アメリカのNATO=北大西洋条約機構大使はウクライナだけでなく、イスラム組織ハマスとの戦闘を続けるイスラエルに対しても、同時並行で軍事支援を継続するよう目指すバイデン政権の意向について強調しました。

アメリカ ジュリアン・スミスNATO大使
「両国を同時に支援し続けるために必要なリソースの確保に向け、議会と調整しています」

また、検討されているNATOの東京連絡事務所の開設計画については明言を避け、日本に対して「中国・ロシア・北朝鮮・イランなどの脅威に共同で対応できるようにしたい」との考えを示しました。