8日昼前、奈良県で選挙応援中だった安倍晋三元総理が銃撃され亡くなりました。
事件を受けて参院選山梨選挙区では各候補者が急遽、遊説を取りやめました。

8日午前11時半ごろ、奈良市の演説会場で選挙応援をしていた安倍晋三元総理が撃たれました。
消防によりますと男が銃のようなもので2発撃ち、2発目が背後から左胸や首に当たったということです。

安倍元総理は病院に運ばれ、死亡が確認されました。
撃った男は取り押さえられ、警察は奈良県に住む元海上自衛隊員で41歳の山上徹也容疑者を殺人未遂の疑いで現行犯逮捕しました。
この事件を受けて参院選・山梨選挙区の各陣営は8日の遊説を取りやめたり、一時的に自粛したりする対応をとりました。
今回の事件について県内各政党の受け止めです。

■自民党県連 森屋宏会長:
驚きを隠すことができません。民主主義の日本における現在において、このような蛮行が行われることは決して許すことはできない行為である。

■立憲民主党県連 小沢雅仁代表:
銃撃また暴力で言論を封殺するというのはこれは絶対あってはならないことでありまして、最大限の言葉をもって非難をしたい。

■共産党県委員会 花田仁委員長:
「自由な言論を暴力で封殺しようという許しがたい蛮行であり強い怒りをもって抗議します。」とコメントしました。
あす9日は選挙の応援で岸田総理が来県する予定です。

事件を受け現時点で正式決定はしていませんが、山梨県警は万全の態勢で警備に臨みたいとしています。