青森県八戸市のイトーヨーカドー八戸沼館店について、セブン&アイホールディングスが2024年8月ごろの閉店を検討していることを明らかにしました。八戸市は市民生活への影響を抑えるために後継テナントの誘致を働きかけるとしています。
2024年8月ごろに閉店することが検討されているのはイトーヨーカドー八戸沼館店です。セブン&アイホールディングスは青森テレビの取材に対して閉店日が決まり次第、ホームページや店舗入口の張り紙で告知すると明らかにしました。
八戸市民は
「大きなショッピングセンターはなかなか八戸にはなかったですから買い物に行っていたんですけどなくなるのはとてもショックでした」
八戸市民は
「中心街などで三春屋だったりいろんなところが閉店になっていてイトーヨーカドーもなくなるんだなと思うと悲しくなる」
それぞれのテナントに対しては先週から閉店についての説明がなされていて、セブン&アイホールディングスでは従業員の雇用について正社員は人事異動で対応し、パートは面談しながら可能な限り求人を紹介する予定としています。
イトーヨーカドー八戸沼館店は1998年に開業したショッピングモール「ピアドゥ」の核テナントとして営業していて、八戸市としては市民生活への影響を最小限に抑えたい考えです。
八戸市 熊谷雄一市長
「後継テナントの誘致でありますとか、それから従業員の方々の再就職支援に向けて関係者に働きかけるなど迅速かつ適切に対応していかなければならない」
セブン&アイホールディングスは2026年までに全国のイトーヨーカドー30店舗以上減らす方針を示しています。
県内ではすでに五所川原店が2024年3月末での閉店が発表されていて、青森店と弘前店についてはこれまでのところ閉店は検討されていないということです。