事実上の運転禁止命令が出ている東京電力・柏崎刈羽原発について、原子力規制委員会が命令を解除する方針を固めました。来週27日に最終決定される見通しです。

新潟県にある東京電力・柏崎刈羽原発をめぐっては、テロ対策の不備が相次いで発覚し、原子力規制委員会が事実上の運転禁止命令を出していましたが、委員会は午前中に開かれた会合で命令を解除する方針を固めました。

会合では、東京電力の小早川社長から安全への取り組みなどについて聞き取りが行われましたが、原子力規制委員会の山中委員長は先ほど、会見で「100%完璧な回答ではなかったかもしれないが、ここから色々なことを改善していくという決意が見られた」と話しました。

命令の解除は、来週27日の会合で最終決定される見通しです。