NHKの報道局の元記者が私的な飲食費を不正に経費請求し、懲戒免職となった問題で、NHKは元記者による不正請求があわせて410件、およそ789万円に上ったと明らかにしました。
NHK 安保華子 理事
「取材と称した不正な経費請求が行われていたことは、NHKに対する信頼を大きく損ねるもので、極めて重く受け止めております。視聴者の皆様、関係する皆様に深くお詫び申し上げます」
NHK報道局社会部の30代の記者は、友人や同僚などとの私的な飲食を取材費として不正に経費請求し、先月、懲戒免職となっています。
NHKはきょうの会見で、第三者委員会の調査報告書を公表し、元記者による不正請求は7年間で410件、およそ789万円だったと認定しました。
また、これ以外にも別の2人の記者が事実と異なる参加者名や人数を記し、不正に経費申請していたことが分かったということです。
不正が起きた原因について、NHKは「取材現場の裁量に委ねて」いたことをあげた上で、不正を防ぐ仕組みを「記者個人の職業倫理に依拠していた」などとしています。
今回の問題を受け、NHKは元記者が所属していた社会部の2018年以降の部長3人について、きょう付で現在の職を解き、停職1か月の懲戒処分としています。
NHKは、「今回の事案を深く反省し、管理監督を徹底するなど再発防止策に取り組んでまいります」とコメントしています
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