世界の強豪16チームが参戦しているバレーボールネーションズリーグ。男子日本代表は8日、カナダ戦を前に8位以上が確定し、初のファイナルラウンド進出が決定した。

前日にポーランドラウンドでイランがイタリアに敗れたため、現在7勝2敗で6位につける日本のベスト8が確定。日本男子がネーションズリーグでファイナルラウンドに進出するのは史上初となる。

主将の石川祐希(26)は「ひとつの目標はクリアしたが、ランキングを上げ続けるという大きな目標は継続している」と気の緩む様子はない。2024年のパリ五輪出場へは世界ランキングが重要となることから、少しでも世界ランキングを挙げたい日本。大会前には11位だったランキングも現在7位に上昇している。

石川主将

石川は8日に戦うカナダについて「スピードのあるバレーを展開してくるので、パスを返されてしまうと相手の思うようにやられてしまう。オーストラリア戦同様、僕たちのサーブでいかに崩せるか、嫌な攻撃ができるかっていうのが今日(8日)のカギとなってくると思います」と分析。6日のオーストラリア戦ではチケットが完売するなど多くの観客が会場に詰めかけている。「満員の中でプレーできることは嬉しいですし、かついいプレーを見せたいなというのは非常に僕だけじゃなくてチーム全員が強いので、そういう気持ちをもって臨みたい」とまず勝たなければいけない相手なので、そこだけ頭に入れてやっていきたいと思います」と意気込んだ。