遮断機が下りていない状態で、列車が踏切に進入する事象が相次いだ高松琴平電気鉄道に対し、四国運輸局は再発防止策が一部で実施されていないなどとして改善指示を出しました。

ことでん=高松琴平電気鉄道では、2015年以降、踏切の遮断機が下りないトラブルが17件発生しています。今回、四国運輸局は2018年8月に発生した志度線今橋踏切での踏切無遮断の再発防止策が実施されていないとして改善指示を行ったものです。

それによりますと、おととし(2021年)新たに作成した「踏切点検マニュアル」に基づいて行うとしていた踏切保安設備検査の一部が実施されていなかったことや「マニュアル」に関する教育や訓練が定期的には行われていなかったことが確認されたとしています。

四国運輸局はことでんに対し改善措置を講じ、来月(1月)31日までに報告することを求めています。