世界の強豪16チームが参戦しているバレーボールネーションズリーグ、女子のファイナルラウンドがトルコ・アンカラで日本時間13日に始まる。世界ランキング7位の女子日本代表は眞鍋政義監督(58)と主将の古賀紗理那(26)が7日、オンラインで取材に応じ、同2位のブラジル代表との対戦に向け意気込みを語った。

ファイナルラウンドは予選ラウンド上位8チームがノックアウト方式のトーナメントで優勝チームを決定する。日本は予選ラウンド第1週のアメリカ、第2週のフィリピンで8連勝したが、最終カナダラウンドで4連敗。5位でファイナルラウンドに進んだ。準々決勝の相手ブラジルとの対戦成績は44勝90敗。直近では昨年の東京五輪でストレート負けを喫し、現在7連敗中と厳しい相手だ。

日本は前回大会の4位が過去最高。今大会はファイナルラウンド進出が目標だったというが、8連勝でファイナルへの切符をつかむと目標を「ベスト4挑戦」に変更。眞鍋監督は「やはりベスト8からベスト4の壁が非常に高いです。この高い壁をクリアすることによって、我々の目標である“パリ五輪でメダル”というのがありますのでベスト4の壁、非常に厳しいとは思いますけどもベストな布陣で全力で古賀だったり、井上だったり林、石川、内瀬戸、やはりサイドの選手がキーになると思っています」と話した。

またキャプテンの古賀は13日からの戦いについて「今年は世界選手権が最大の目標でもあるので、そこで結果を残すためのこのネーションズリーグの最終ラウンド」と位置づけた。「“つながり”を大切にすることと、それぞれひとつひとつの“プレーの精度”を上げていくというのが次のブラジル戦は大切になってくる。そこをチーム全体で意識できるように、その2つは常にこれからの練習とか試合前とかに言っていきたいなっていうふうに思っています」と意気込んだ。