今年の都内の救急車の出動件数が、2年連続で過去最多を更新したことがわかりました。東京消防庁は不要不急の119番通報を控えるよう呼びかけています。
東京消防庁によりますと、今年の都内の救急車の出動件数は今月15日時点で87万3115件にのぼり、去年の87万2075件を1040件上回って2年連続で過去最多を更新しました。
東京消防庁は「新型コロナやインフルの救急要請や、交通事故など行動制限の解除による影響が多く見られた」などとしています。
警視庁などによりますと、今年の交通事故の負傷者は今月14日時点で去年より1500人ほど多い3万3000人あまりとなっていて、猛暑による熱中症の搬送者数も今年は7439人にのぼり、去年より1000人以上も増えています。
こうした事態を受け、東京消防庁は今年7月から、非常時に編成される救急隊の中に「呼吸をしていない」「大量に出血している」といった緊急性が高い重症者を優先的に搬送する「重症対応救急小隊」を新たに運用開始。救急需要の増加が見込まれる場合に都民に救急車がひっ迫していることを知らせるため「救急車ひっ迫アラート」を出すなど対策を強化しています。
119番通報件数も今月11日の時点ですでに103万8632件と、去年の103万6645件を上回り、こちらも2年連続の過去最多を更新。通報内容のおよそ2割が「通帳をなくした」「救急車のサイレンがうるさい」などの不要不急のもので、東京消防庁は「救急出動件数が多くなれば、現場への到着時間が遅れてしまい、救える命が救えなくなる恐れがある」としています。
また「真に必要としている方が利用できるよう救急車を呼ぶか迷ったときは、救急相談ダイヤル『#7119』を活用してほしい」と呼びかけています。
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