原爆投下から2か月後に撮影されたフィルム。日本映画社が撮影した広島の姿です。

中国放送(RCC)は、被爆50年をはさんで3年間にわたって、このフィルムに映し出された人たちの行方を探していました。

フィルムに記録された被爆者たちの中に、カメラを見つめる子どもがいました。この子たちは、このあと、どんな人生を歩んだのか。

RCCは放送を通して呼びかけました。しかし、反応はありませんでした。
調査から27年…。ことし、再放送した番組を見た方からRCCに連絡が入りました。
「こんにちは。このたびはお世話になりまして。…生きとりました、生きとりました」

映像の中で、「おんぶされていた子ども」=竹本 秀雄さんです。