香川県三豊市は、今年6月から東京大学大学院と実証実験を進めてきた「チャットGPT」を使ったゴミ出し案内の導入を断念すると発表しました。

三豊市では、東京大学大学院工学系研究科の松尾研究室と協力して、今年6月からチャットGPTを活用しゴミの分別方法などの問い合わせに回答するゴミ出し案内の実証実験を進めてきました。

6月、7月に行った実験では、正答率が62.5%と低かったことから、松尾研究室でシステムをバージョンアップするなど改善し、10月、11月に2回目の実験を行いました。

しかし、正答率が94.1%と本格導入の条件として設定していた99%に届かなかったことから導入を断念したものです。

三豊市では「残念だが、今回得た知見を活かし、今後もチャットGPTの活用策を探っていきたい」としています。