甲府市に「長禅寺菜」という伝統の野菜があります。
市内の幼稚園児が自ら育てて収穫し、給食で食べました。

「長禅寺菜」は野沢菜に似たアブラナ科の地菜の一種で、約170年前に甲府市の長禅寺周辺で盛んに栽培されていたとの記録が残る甲府の伝統野菜です。

甲府市の山梨学院幼稚園は給食で長禅寺菜を食べたことをきっかけに、10月から園の畑で栽培し、きょう11日に初収穫を迎えました。

園児たちは農家などから根も全て引き抜くといったアドバイスを受けながら1株ずつ収穫しました。


園児らは:
「とれて うれしかった」
「力をいれてとった」

とれたての長禅寺菜は早速おひたしとして給食に出され、園児たちはおいしそうに食べていました。


長禅寺菜の栽培農家 山田久美子さん:
子どもたちが一生懸命この長禅寺菜を守っていきたいという思いで育てている。
一緒に育てることができてとてもうれしい。

今回、栽培した長禅寺菜の葉の部分は年内まで収穫が続き、園では子どもたちに食べ方のアイディアを募りながら給食の一品に加えていくということです。