日本、アメリカ、韓国3か国の安全保障を担当する高官が韓国ソウルで協議し、北朝鮮による不正なサイバー活動に対する取り組みを強化していくことで一致しました。

秋葉剛男 国家安全保障局長
「北朝鮮の完全な非核化に向けた日米韓の緊密な連携と協力の重要性を確認しました」

ソウルで行われた協議には日本の秋葉剛男国家安全保障局長、アメリカのサリバン大統領補佐官と韓国の趙太庸国家安保室長が参加。11月に軍事偵察衛星を打ち上げた北朝鮮をめぐり「核・ミサイル開発の資金源となる不正なサイバー活動に対する取り組みを強化していく」ことで一致しました。

また、ミサイル警戒情報のリアルタイム共有などの安保協力についても滞りなく進めていくことを確認しました。

さらに、ロシアと北朝鮮の軍事協力についても意見交換したということで、韓国の趙室長は協議を通じて「3か国間の戦略的協力の範囲が非常に広く、また、深みも深いという点を確認した」と意義を強調しました。