「トコジラミ」の急増がとまりません。国内では戦後、一度は激減したにもかかわらず、気づけば、“ゾンビ”のように再び姿を現したトコジラミ。その正体は、まるで“ドラキュラ”のようでした。
SNSにアップされた1本の動画。電車の座席を動き回る虫が映っていました。よくよくみると、トコジラミ。いま、フランスや韓国をはじめ、世界各地でこの害虫が社会問題となっています。トコジラミは、熱湯や熱風に弱いとされるため、高温の水蒸気を吹きかけるといった予防が各地で盛んに行われています。
実はこの問題、日本でも起きていました。11月には、大阪の地下鉄車内でトコジラミを見たというSNS投稿が相次ぎ、全1380車両で予防作業が行われました。
「ナンキンムシ」とも呼ばれるトコジラミ。体長は成虫で5ミリから8ミリほどで、主に夜間活動し、人や動物の血液をエサにする、まるで“ドラキュラ”のような生き物です。トコジラミにかまれると赤く腫れあがり、かゆみを伴います。名前こそ「シラミ」ですが、実は「カメムシ」の仲間、カメムシ目トコジラミ科の昆虫です。
かつて日本では、トコジラミは、どこにでも潜む一般的な害虫でしたが、殺虫剤の普及で激減。しかし、ここにきて、まるで“ゾンビ”のように復活してきたのです。
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