ホーバークラフトの運航開始の時期について大分県は、訓練初日の事故を受けて、運航事業者に対し、先送りも含めた方向性を年内に示すよう要請したことを明らかにしました。

8日開かれた県議会の常任委員会で、県は今年度中の就航を目指すホーバークラフトの進捗状況について説明しました。

ホーバークラフトをめぐっては、1番船の「Baien」が訓練初日に空港への進入路脇のガードレールに衝突する事故を起こし、操縦士の訓練が大幅に遅れています。

8日開かれた県議会の常任委員会委員会では「今年度中の就航に間に合うのか」という議員からの質問に対し、県の担当者は運航事業者に訓練のスケジュールを見直すなどして就航可能な時期を年内にも示すよう求めていることを明かしました。

(県の担当者)「県民にも知らせる必要があると思っているので、なんとか年内には方向性を出してくれと運航事業者と調整している」

また、事故以降、現場から移動できず修理のめどが立っていない1番船については、3番船納入のため、イギリスから整備士が来日する来年1月中旬以降になる見込みであることもあわせて説明しました。