すると後日、男や検事を名乗る男らから女性の携帯電話に「口座を一年間凍結することになりました」「口座凍結を延期したいのであれば、口座内のお金を確認する必要があるため、指定する口座に振り込んでください」と言われたということです。

女性は、自分の無実の証明と口座凍結を避けるためには言われた通りにお金を振り込んで確認してもらう必要があると思い、電話で警察官を名乗る男から説明を受けながら新たにネット口座を開設し、インターネットバンキングで11月8日から26日までの間に、合計3506万円を指定された口座に振込送金したということです。

その後の警察の捜査で、女性が被害に遭っていることが明らかとなりました。

鳥取県では今年度、特殊詐欺の被害額が11月末時点で2億5945万円と過去最悪の結果となっています。

鳥取県警本部は、非通知や通知不可、「+1」「+44」などで始まる国際電話番号からの着信や、警察が「あなたが犯罪に関わっている」などという電話は詐欺だと疑い、お金を支払う前に、まずは警察に相談してほしいとしています。