Mー1ならぬ「H1(エイチ・ワン)グランプリ」という大会をご存じでしょうか?

「H」とは「法話」のH。僧侶が、仏の教えを説く法話の技術を競い「もう一度会いたいお坊さん」を決めるという大会です。

その大会が12月2日に奈良市で行われ、グランプリに岡山県真庭市の住職が輝きました。一体どんな人なのでしょうか?

「また会いたいお坊さん」No.1が決まる!H1グランプリ

(H1グランプリより・福王寺小谷剛璋住職)
「大切なことはその人に『発心』が起こるかどうかというところではないのでしょうか?」

「『発心』という言葉、あれっ、ちょっとこのあたり、かゆいですね。あー、それそれ、いやいやいや、この『発疹』じゃございませんよ」

まるで落語家のように語りかけるお坊さん。岡山県真庭市の福王寺の住職、小谷剛璋(こだにごうしょう)さんです。その剛璋さんが今回参加したのは…。

(法音寺(大分県)加藤圓清 副住職)
「(ギターを弾きながら)僕は僕のままで大丈夫~♪」

(龍泰寺(岐阜県) 宮本覚道 住職)
「夢は、パワーリフティングの世界チャンピオンになることです。夢を持って頑張ることって楽しそうだな~、こう思ってもらえたら嬉しいと思い日々励んでいます」

(崇興寺(広島県)枝廣慶樹 住職)
「命を終えたその時に、迎えてくださる方がおられるんだな。そう思ったらね、頑張っていかなならんなと」

僧侶が分かりやすく仏教の教えを説く「法話」。その法話の技術を競う大会「H1(エイチワン)法話グランプリ」です。

宗派を超えた僧侶たちが、全国各地から集結。その審査基準は、法話を聞いて「もう一度会いたいお坊さん」かどうかです。そして、優勝したのが。。。

(司会)
「剛璋さんおめでとうございます。どうぞ前へお進みください」

なんと、岡山県真庭市の住職・小谷剛璋さんが、全国No.1に選ばれました。

(福王寺住職 小谷剛璋さん)
「『私、絶対優勝してきます』って言ってたんで、追い込みをかけていたんです、自分に。プレッシャーを。すごい嬉しかったです」

「みんな協力してくれたんで、稽古付き合ってくれたりとか、応援もそうだし、そんな方々に本当に、やっとちゃんと報告できるなと」