車いす利用者や体の不自由な高齢者の船旅をサポートしようと、フェリーの乗組員を対象にした講習会が宮崎市で開かれました。

宮崎カーフェリーの「フェリーたかちほ」で行われた講習会には、乗組員らおよそ20人が参加しました。

講習会では、まず、参加者がバリアフリー化を推進する団体から、さまざまな障害や介助について学びました。

このあと、介護福祉士の指導を受けながら、船内の客室や階段などの場面ごとに、器具を用いて体の不自由な高齢者の疑似体験をしました。

(参加者)
「上りはまだいいんですけど、下りがかなり辛いです。この体験をお客さまのために生かしていきたいと思う」

(宮崎カーフェリー 岸本 力 船長)
「お客さまの目線になってということが大事だなと。お客さまに恐れずに声をかけると、お客さまが何を希望されているのかと。それに私たちがどこまで答えられることができるかということを考えていきたいと思う」

宮崎カーフェリーでは、6日の講習を今後の接客に生かしていきたいとしています。