7月3日に土石流災害の発生から1年が経った熱海市の被災地は土砂災害への警戒が続いています。現場から中継です。
<廣田昭由記者>
「熱海市伊豆山地区です。私がいるのは土石流の被害が大きく住むことが許されていない警戒区域の近くです。きょうの熱海市は午後3時ごろから雨が断続的に降ったりやんだりを繰り返していますが、今のところ、雨は降っていません」
警戒区域とその周辺では災害から1年が経つ今も復旧工事が行われています。6日はほとんど雨が降らなかったため、土石流災害の復旧工事は予定通り行われていました。
熱海土木事務所によりますと、この後強くなることが予想される雨に備え、現場にブルーシートを張るなどの対策を取ったということです。
熱海市の土石流被害を甚大化した盛り土ですが、その一部は現在も崩れず残っています。応急的な対策こそ取られていますが、依然、土砂災害への警戒が必要です。
熱海市は午後7時から自主避難を希望する人に向けて市内7か所に避難所を開設する予定です。こちら伊豆山小学校も避難所になる予定で、この後、開設に向けた準備が進んでいくとみられます。
警戒区域周辺の住民からは不安の声も聴かれました。
<住民>
「大雨や台風が近づいてきていると、上に盛り土が残っている分 心配ですね」
「早く我々が安心できる態勢を作ってほしい」
<廣田昭由記者>
「取材中、住民の方からは逢初川源頭部に残った土砂への不安の声が聞かれました。伊豆半島ではこれから夜遅くにかけて雨脚が強まることが予想され、大雨に対する警戒が必要です」
注目の記事
強度行動障害のある28歳息子と初めて離れて暮らす決断 「自分たちが世話が出来なくなる前に」両親はパニックに対応できる施設を6年間探す...届いた「受け入れ可能」のメール

「保険が不正使用されている」記者に詐欺電話 “だまされたふり”続けるとオンラインで事情聴取 警察官姿の犯人が… 詐欺手口の全貌は

爆買いした戦闘機、その後どうなった? 膨張する“防衛費”国民生活への影響は【報道特集】

思春期中学生の10人に1人 朝起きられないのは「怠け」ではない~中高生に増える起立性調節障害~「当事者親子の声」

「骨が折れやすい難病」9歳の少年 YouTubeで出会った“憧れの先輩” 骨が折れても――始まった挑戦と、亡き母の思い

生徒4人に1人がサッカー部 全国大会常連校で起きた〝裸で土下座〟 『いじり』が遠因ないし原因 発生リスクの高い集団とは 調査報告書がまとまる 熊本









