山梨県内のレギュラーガソリンは1Lあたり175.6円で6週連続の値上がりとなりましたが、今後も上がり続けるのか?専門家の分析を聞きました。

資源エネルギー庁が6日に発表した県内のレギュラーガソリンの平均小売価格は1Lあたり175.6円で、先週より1.7円値上がりしました。値上がりは6週連続です。

年末年始は車で遠出する機会も増えるため、ドライバーも値上がりを肌で感じ始めています。

給油したドライバーは:
「これからだんだん車を使う機会が増えるので、少しでも安くなれば…」
「全般的に食品とか灯油とかも高くなっているので、冬場はきついですね」

ガソリン価格は上昇を続けるのか?
経済予測に詳しいニッセイ基礎研究所の分析です。

ニッセイ基礎研究所 経済研究部 斎藤太郎さん:
補助金が無ければ(レギュラーの)ガソリン価格は1L200円近い。それを補助金で抑えて175円年。年末年始も175円、この水準は変わらない。

斎藤さんによりますと、政府が為替や原油価格の変動に応じて補助金を出し小売価格を175円に調整するため、2024年の4月末まで175円前後が続く見込みです。

斎藤さん:
(4月末まで)基本的に価格は動かないので時期をずらしてという戦略は立てられない。できるだけ安いガソリンスタンドに行くしかない、当分は。

ガソリン価格が大きく変動するのは、この冬を越してからになりそうです。