新潟県によりますと、新発田市で死んでいるのが見つかったコハクチョウについて環境省が鳥インフルエンザの遺伝子検査を実施したところ、4日に陽性反応が確認されたということです。
現時点では、遺伝子検査により陽性が確認された段階で、病原性は未確定であり、高病原性鳥インフルエンザウイルスが確認されたわけではないとしています。
病原性の結果が分かり次第、結果を公表するということです。
環境省は4日、回収地点の半径10km圏内を野鳥監視重点区域に指定し、新潟県は区域内における野鳥の監視を強化しています。また、新潟県は、当該区域内の養鶏場に異常がないことを確認し、防疫対策の再徹底を指導しました。
【経緯】
11月28日(火)新発田市でコハクチョウ1羽の死亡個体を回収
12月1日(金) 簡易検査を実施したところ、陰性
12月4日(月)環境省が国立環境研究所で遺伝子検査を実施したところ、A型鳥インフルエンザウイルス遺伝子の陽性反応を確認
12月5日(火) 環境省が県に結果を報告