江戸時代から昭和初期にかけての商家などが残る、愛媛県宇和島市津島町の岩松地区が、国の重要伝統的建造物群に選定されることになりました。

国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されるのは、宇和島市津島町の岩松地区にある、およそ10.6ヘクタールの町並みです。

岩松川の河口付近に位置するこのエリアは、かつて物流の要衝として栄え、江戸から昭和初期にかけて建てられた造り酒屋や商家といった建物が現存しています。

建物には格子などの伝統的な建築技法に加え、ひさしを深く取るなど地域特有の建築様式もみられ、地元の住民グループが建築物の保全や活用に取り組んでいます。

この日は選定されるのを祝い、津島支所に懸垂幕が掲げられました。

(地元住民)
「とても誇りに思います」

県内で国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されるのは、内子町、西予市に続き3件目です。