愛知県東郷町の井俣憲治町長が、職員にハラスメントをしていたとされる問題。

1日に始まった町の定例議会で、町長が冒頭あいさつのみで退席するという異例の事態になりました。

(東郷町・井俣憲治町長)
「改めて謝罪させていただきます。誠に申し訳ありませんでした」

1日に始まった東郷町の12月議会の冒頭で、改めて謝罪した井俣憲治町長。しかし、開会のあいさつを終えると、町長だけが退席するという異例の事態に。


(録音された井俣町長の発言)
「お前ぐらいだってそんなアホ。バカじゃねぇか」

井俣町長を巡っては、町の職員に対してパワハラやセクハラとみられる言動を繰り返していたことが、職員が独自に行ったアンケートで明らかになりました。

その後、10月27日の臨時議会で町長の不信任決議案が提出され、採決の結果“否決”されました。

(東郷町・井俣憲治町長)
「不信任決議については議員の思いをしっかり受け止める。進退の判断については第三者委員会の結論をもって自ら判断する」

しかし、その翌日。
石橋直季議長は井俣町長に対し、職員の精神的保護のため、基本的に町役場に登庁しないよう求める“異例の要望書”を提出したのです。