熊本市の私立高校に通う男子生徒が去年、部活動の上級生から暴行や暴言を受けたことで長期間欠席していたことが分かりました。学校は「重大事態」として対応する考えです。

学校と熊本県によりますと、男子生徒は去年6月ごろ所属する運動部の上級生から肩を殴られる暴行や「死ね」などの暴言を受け、その後およそ40日間登校出来なかったということです。

国のガイドラインでは、いじめの疑いで年間30日以上欠席した場合は「重大事態」としていて県は今年5月から複数回、学校に対し「重大事態」と認識して第三者委員会を設置、調査するよう促していました。

学校側は県の指摘からおよそ6か月経った11月24日に「重大事態として第三者委員会を設置する」と県に報告したということです。

学校側は第三者委員会の設置が遅れたことについて「委員の選任に時間を要してしまった」としています。