宮城県石巻市で、市外から引っ越してきた人のマイナンバーカードについて、住所変更手続き処理のミスでカードが失効し、返納と再発行が必要になったことが分かりました。

石巻市によりますと、今年4月、市内への転入者のマイナンバーカードを継続利用できるよう窓口で処理をする際、住所変更の手続きでミスをしました。本来は、表面に記載の住所とICチップの住所を、新しいものに変更する必要があるのにICチップの変更を怠りました。この転入者が、別の自治体に引っ越すことになり、11月6日、転出先でカードの手続きを行なったところ、石巻市の事務処理ミスが分かったということです。マイナンバーカードは、引っ越しから90日以内に継続利用手続きを行なう必要がありますが、石巻市のミスによってこの期間が過ぎていたため、カードが失効し、返納と再発行が必要になりました。

石巻市は、「事務ミスを重く受け止め、窓口終了時の再確認など、再発防止策を強化した」としています。