太平洋戦争で多くの県出身者が犠牲となった南太平洋のパラオ共和国で慰霊祭を行うため、帰還者らでつくる団体が28日に那覇空港を出発しました。

「パラオ慰霊墓参ツアー」には、パラオからの帰還者やその家族などが参加していて、ことしで37回目の開催となります。

参加者の高齢化やコロナ禍などの影響で、5年ぶりの実施となった今年が最後の開催との声もあり、例年の倍近い29人が参加しています。

参加者は11月28日午前、那覇空港国際線ターミナルで出発式を行い、パラオに向かいました。

ツアーは来月3日までの6日間の予定で、現地で慰霊祭を行うほか、パラオ国内各地の戦跡などめぐる予定です。