県外から特色ある企業が続々と進出し、全国からも注目を集めている
「新潟モデル」を学ぶイベントが27日、新潟市で開かれました。
このイベントは、楽天グループの三木谷浩史会長が代表理事を務める、経済団体の新経済連盟が新潟県内で初めて企画したものです。新潟市中央区にある県内最大級のイノベーション施設NINNOには27日、経営者ら約40人が集まりました。

新潟では、全国でも珍しい、「産産官学」と呼ばれる独自のシステムが形成されていて、続々とベンチャー企業が誕生したり、新たな協業が生まれたりしています。その中核を担うNINNOでは、ベンチャーや地元企業、行政などがつながることで、新たなビジネスを次々と生み出しています。

この新潟モデルの成功の秘訣を語るトークショーでは、
アプリ開発等を手掛けるフラー・渋谷修太会長が登壇し、
「新潟は、民間企業がみんなで一緒にやっているのを、行政が支援していき、とてもうまくいった」と振り返っていました。

このほか、「モノづくりで新潟から世界へ」をテーマにしたセッションでは、海外でも評価されている地元のものづくり企業の経営者が登壇しました。このうち、佐渡市の尾畑酒造・尾畑留美子専務は「新潟で作ったお酒を海外にアピールすることは、日本酒のマーケットを拡大していくことにつながっている」と話し、
今後も日本酒のステージを上げていきたいと展望を語っていました。