きょうの東京株式市場で、日経平均株価の終値は先週末より177円安い、3万3447円で取り引きを終えました。取り引き開始直後は買い注文が先行し、一時は年初来高値の3万3753円を上回る場面もありましたが、その後は利益を確定する売り注文が優勢となり、値下がりに転じました。

売り注文と買い注文が交錯するなか、注目を集めたのはMBOの実施を発表した大正製薬ホールディングスのストップ高です。

大正製薬ホールディングスは、栄養ドリンク「リポビタンD」や風邪薬「パブロン」などの商品で知られる大正製薬を傘下に持っていて、先週24日にMBO=経営陣による株式買い取りを行うと発表しました。

オーナー家が代表を務める会社を通じて、TOB=株式公開買い付けを実施。買い付け価格は1株8620円と、先週末の終値より5割以上高い水準であることから市場では買い注文が殺到し、ストップ高となる先週末比1000円高の6545円をつけました。

大正製薬ホールディングスは主力商品である市販薬のネット販売の強化などに向けて、迅速に意思決定ができる体制を整えるべく非上場化を目指していて、買い付け総額はおよそ7000億円と、日本企業のMBOとしては過去最大規模となります。