地元の人口が減り続ける中での存続は、簡単なことではありません。

苫前商業高校 佐藤恵一校長
「本人の進路実現の手助けをし、最終的に進学した子たちも苫前町に戻ってきて働ける環境を町と協議して整備し、苫前町が栄えるようになれば、自ずと苫前商業高校の今後も見えてくるのかなと強く思っています」

 道立高校では、来月8日に願書の配布が始まります。
 提出期限は来年1月24日正午まで。
 最後の最後まで、苫前商業高校の募集活動は続きます。

 佐藤校長によりますと、生徒達はこれまでの自分を変えたい、学校生活でこんなことをやりたいという思いを持って、苫前商業高校に入学した生徒が多いと話します。
 地方で、生徒数が少ない学校だからこそできる教育ともいえます。
   
 生徒数が少ない学校に行くことを望む生徒や保護者もいる中、生徒数が少なすぎると、高校自体がなくなってしまう可能性もある。
 どうやって学校を維持していくかが難しい課題です。