21日に高知市で衰弱したハヤブサの幼鳥が見つかり、鳥インフルエンザの簡易検査の結果陽性だったことが分かりました。高知県は「感染疑いの事例」として会議を開き、監視を強化することなどを確認しました。

県によりますと21日、ハヤブサの幼鳥が衰弱した状態で見つかったのは高知市孕東町です。県が実施した鳥インフルエンザの簡易検査の結果、A型鳥インフルエンザの陽性反応が確認されたということです。

今後、国立環境研究所で高病原性鳥インフルエンザの遺伝子検査を行い、結果が陽性であれば、感染が確定するということです。

野鳥が見つかった場所から半径3キロ以内に養鶏場はなく、県内で100羽以上の鶏を扱っている県内66の養鶏場でもこれまでに異常はないということです。

県は今後、異常な野鳥がいないか監視を強化し、県内すべての鳥を飼育している農場で緊急消毒をするための消石灰を配付することにしています。