NTT西日本の子会社の元派遣社員が約900万件の個人情報を不正に流失していた問題で、元派遣社員が名簿業者に売却したデータが、貴金属業者に転売されていたとみられることが分かりました。

不正に会社の個人情報を持ち出したとされるのは、NTT西日本の子会社「NTTビジネスソリューションズ」の元派遣社員です。

元派遣社員は情報を複数の名簿業者に販売し、1千万円を超える金を受けとったとみられています。

捜査関係者によりますと、元派遣社員が販売した個人情報は、東京都内の名簿業者から都内の貴金属業者に転売され、商品の勧誘に使われた可能性があるということです。

岡山県警は、この2つの業者から任意で事情を聞くとともに、元派遣社員の自宅から押収したパソコンの解析を進めるなど、引き続き、個人情報の流出経路の全容解明を急ぐとしています。